炎Zウインディの調整案〜強い犬はよく吠える〜
シーズン13にて使用したウインディの型紹介記事です。私は暫くこの型を使いませんが、それなりに環境で戦える可能性はあると思ったので、調整意図や使用経緯等をまとめました。参考になれば幸いです。
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型紹介
調整意図
S・・・最速キノガッサ抜き、S−1状態の最速130属抜き調整
A・・・ほぼぶっぱ(D>B調整とH奇数調整のため244振り)
D>B・・・ダウンロード調整
C200サイコFのサイキネ最高乱数以外耐え
H・・・あまり
技
・フレドラ・・・タイプ一致打点。鋼を燃やす。キングシールドはやめて><
・ワイボ・・・水への抵抗策。
・地ならし・・・主に単体ではとを、並びとしてはを意識。やを抜く必要性がなかったため(ロップに地ならしを打つ展開がなく、ライボに関してはこのポケモンで対処してなかった)、S−1状態の最速130抜きに抑えました。
・神速・・・優先度2の先制技。この技の魅力は後述。
※他の候補の技としては、鬼火や毒毒、インファイトなど。入れ替えるとしたら地ならしかワイボ。
役割対象
・鋼タイプ
、、、、、、など
・草タイプ
、、、、など
・一部炎タイプ
、など
・その他(型次第では無理)
、、(スカーフや遅い眼鏡など)、(格闘Z以外)、(ドラゴンZの場合、対面で勝つにはミストF必須)
など
状況や型次第では勝てる可能性のあるポケモン
・後出しされた場合(炎Z+神速)
・威嚇が撒けていたり、炎Zが残っている場合
、、、、(気合い玉以外の型)
・ワイルドボルトによる削り
(非メガで対面で竜舞された場合)、その他電気抜群水タイプ
立ち回り・運用方法
・や軸に対しては初手に投げてこの2体処理or後続を確認したり、負担をかけたりして展開を考える。
・やなどに対して後出しをし、有利対面から炎Z等で後続に負担をかける。
特にやは受からないから処理。や、は型次第で2サイクル目以降から崩せる可能性あり。
・ニトチャや混乱実、および神速圏内入った積みポケモンのストッパー
・威嚇により状況次第では後出しはできるが、どちらかというと対面的な動きの方が多いです。
採用経緯
いつも使ってる、、で厳しい
やや。
+(浮いてる枠)or(炎に強い水)の並び
+
などへの誤魔化しができ、汎用性のあるポケモンとして採用。
が没になった理由としては水に対して圧力がかけにくいのと火傷願望の立ち回りになるから。あとグライオンを3回とも焼かないことへの怒り。
は数値足らないのと環境で流行っててメタられてるのを感じため没。
はやなど持ち物依存すぎたのと、もう少しサイクル性能(受け出しできる耐久力)が欲しかったため没。
この型の特徴(とかとの差別ポイントなど)
基本的にエンテイと似ているため、エンテイとの差別点を中心に紹介したいなと思います。
ウインディの利点
・特性威嚇により受け出しと対面性能の上昇
威嚇という特性によってカミツルギやクチートなどへ無理やり後出し出来る点が非常に使いやすかったです。しかもZ持ちだから叩きダメを抑えることができる。体力管理をしっかりしておけば、威嚇を利用してガルーラやメタグロスなどにも対面で勝つことが出来るため、火傷お祈りエンテイより安定して勝ち筋を作ることが出来ます。
・神速の縛り性能と読まれなさ(対性能)
説明するまでもないが、神速は優先度2の技。この優先度2のおかげでゲッコウガの水手裏剣に縛られることなく処理できます。しかも、この神速という技が意外と読まれず、ウインディに後出ししてきたゲッコウガを【炎Zor交代読みワイボ+神速】で処理するというムーブは予想以上に決まりました(よくわからないけど耐久型のウインディと読まれるのかもしれませんね。)。競争の激しい水枠において、水枠がゲッコウガだけの構築は少なくないため、汎用性のある立ち回りだったと思います。
あとウインディ自体が微妙に火力足りないポケモンでもあるので、そこを補える先制技という存在もエンテイより+評価ポイントです。エンテイにももう一度神速与えろゲーフリ。
・炎Zとワイルドボルト
現環境でウインディに後出ししてきそうなポケモンとしては地面(ランド、カバ)、水(ゲコ、レヒレ)、竜(マンダ、ラティ)かなと思います。そのうち地面に対して、特にランドのような回復技を持たないポケモンに対しては、2サイクル以降で炎Zにより崩すことができる場合もあります。水タイプに関しては交代読みでワイボを打つなどができ、炎Zでなく電気Zに変更することでより安定して対応出来ます。
炎タイプで多いリザとバシャーモとの差別点としては、リザではヒードランやステロによってサイクルが回しにくいこと。バシャーモは耐久力が足らないことからウインディのような後出し性能が低いことかなと思ってます。
ウインディのデメリット
・火力と耐久が微妙
威嚇や炎Zで誤魔化しはできるが、やはり色々数値足りてない印象。
・舐められる
鋼タイプが普通に2体選出されて泣いた。
・反動が痛い
ワイボやフレドラの反動でサイクルジリ貧になるので、だいたい2サイクルが限界。
・火力が微妙でレヒレやランドへ安定して勝てない。
威嚇を入れることができるため、ミミッキュとの対面では基本的には負けないと思います。しかし、体力が削られる場合には勝てない場合があります。一方エンテイであれば、多少削られていても上から聖なる炎火傷で攻撃を耐えたり、後続で対応しやすくなります。マリルリやグライオンも機能停止にできます(焼くと言っていない)。
まとめ
対リザY性能や神速が魅力的であったが、リザYが特に上位構築ではあまりおらず、このポケモンがドラクロのない鬼羽リザXにすらほぼ勝てないため没になりました。ただ、それ以外の点に関しては、特にゲッコウガの水手裏剣で縛られない炎タイプという意味ではかなり貴重で、可能性のあるポケモンだと思うので興味のある人は使ってみてください!
あまり大きな地雷要素や新しい要素等がなくて地味だったかもしれませんが、ウインディというポケモンの考察自体があまりされていない印象だったので、まぁとりあえず書いてみたという感じです。この記事を読んだ誰かがもっといいウインディの調整考えてくれたり、結果を残して貰えるといいなと思います。(他力本願)
中身が薄かったかもしれませんが、ここまで読んでくださりありがとうございました。質問やご意見等はツイッターにて連絡ください。
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